オーストラリアでは中国人による粉ミルクの買い占めが問題になっています。

中国では2008年に、汚染された国産の乳児用ミルクを飲んだ乳児6人が死亡、30万人以上が被害を受けるという事件が起きるなど、食への不安を招く出来事が相次ぎ、乳児向けの海外産乳製品への需要が高まっている。

英国のタブロイド紙「デイリー・メイル(Daily Mail)」は10月19日付でオーストラリアのスーパーマーケットで“baby milk formula(育児用粉ミルク)”(以下「粉ミルク」)を爆買いする中国人に関する記事を掲載した。それは10月18日にメルボルン(Melbourne)市内のリッチモンド(Richmond)にある大手のスーパーマーケット「コールス(Coles)」で買い物をしていたハンナ・ディクソン(Hannah Dixon)(以下「ハンナ」)という婦人が、中国人による粉ミルクの爆買いを目撃し、憤りを覚えてその様子をスマホの動画で撮影したことを報じたものだった。彼女が撮影した動画はコールスのFacebookにも転載され、中国人による粉ミルクの爆買いを憂慮する同社の姿勢を表明したのだった。
https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/101059/110800125/

爆買いの背景にあるのが、中国人の自国製品に対する不審だ。2008年には有毒物質のメラミンが混入して乳幼児11人が死亡し、29万人に健康被害をもたらした中毒事件が発生。以来、自国製品に対する信頼は回復しないままで、オーストラリアやニュージーランドなど海外製品に対する需要が急増した。乳製品関連株の急騰などから、「ホワイトゴールド」などといった造語まで生み出された。

米紙ワシントン・ポストは、中国の粉ミルク需要がオーストラリアでアングラマーケットを作り出していると報じた。オーストラリアでの購入価格の最高3倍で売れるため、転売目的の購入が横行。10キロ以下なら特別な手続きなく送ることができる通常郵便が使われているという。

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