「府中三億円事件を計画・実行したのは私です。」小説家になろうに投稿したのは実行犯か?!
「小説家になろう」に掲載された独白は、こんな一文から始まる。最初の投稿は2018年8月8日、以後は中断を挟みながらもコンスタントに書き継がれ、9月23日に「完結」した。分量はおよそ8万字だ。
「白田」を名乗る筆者は現在、子どもや孫にも恵まれ、平穏な生活を送っている。ところが先日、事件の共犯者でもあった妻が事故死した。これをきっかけに、真相を語り残すことを決意、息子の勧めもあり、マスコミではなく「あらぬ脚色等や偏見もなく」自らの文章を直接読んでもらえるサイトとして、「小説家になろう」への投稿を決めた――というのが、その筋書きだ。
【告白】「私が三億円事件の実行者」小説家になろうへの投稿が話題にhttps://t.co/k74z2Cc9Hr
子や孫にも恵まれ平穏な生活を送っていたが、共犯者でもあった妻が事故死したことで真相を語り残すことを決意したという。
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年10月2日
ネット上の反応は?
この手記について、本当に犯人が書いたものなのか、精巧なフィクションなのか議論が沸騰している。老人にしては文体が若すぎるという声もある一方で、「内容がガチっぽ過ぎて本人としか思えない」という反応もある。
一方で、仮にフィクションだとしても「すごく読ませる文章で、ウェブ小説にしておくには勿体ない」という声や、「本当かどうかはわからないけど夢中で読んでしまった」と評価する声も出ている。
三億円事件の発生から12月10日で50年を迎えるが「謎の手記」に注目が集まりそうだ
三億円事件の犯人?それとも創作? 「小説家になろう」の投稿で議論沸騰(ハフポスト日本版) https://t.co/yto0jAAde9
— 仕掛け番長 (@maron_rikiya) 2018年10月2日
本物だと思う
— フィリップ (@phillipwhite006) 2018年10月2日
関連の書物はだいたい目を通してきたけどこれは別格
で、KADOKAWAが書籍化して、3億くらいの売上を出すってオチかな?
— ヤマクロ@旅人→次は広島 (@yamakuro777) 2018年10月2日
ジュラルミンケースの遺留品に関して、警察関係者の証言が興味深いすなあ。
— 愛犬の名は犬 (@iwazarukigazaru) 2018年10月2日
実写化して藤原竜也が主人公やりそう
— ちんちんぶりブリトニアぶりたかひろ (@chocolate512810) 2018年10月2日
文章を残す方法はいくらでもある中で「小説」家になろうに投稿したんだから「小説」なんだろうな
— すぴかだよ (@wxnamckle) 2018年10月2日
推定70歳以上って感じの人がこんな方法取るんかねぇ、遺言書を作ってこれを公開するか否かの判断を家族に委ねるってのが自然だと思うけど。
— KYS (@cba_grb_early_c) 2018年10月2日
こんだけ話題になっているってことは実に上手い宣伝じゃないか。
— yotiyoti (@yoti4423yoti) 2018年10月2日
何しろ絶対に真偽なんて不明なままだしな。
出版社の人間が名無しであちこちに「本物だと思う」「実はこれマジらしいよ・・・」とか言いまくればそれだけで乗るやつも出てくる。
ただ、下手したら炎上商法になるけど大したもんだ。
三億円事件真犯人の私小説みたいなの読んだけど、うーん…て感じw 今まで散々出てる特番や再現ドラマ、創作総動員て感じで目新しさというか意外性、信憑性がなく。。
— shinji naka (@sandeerider) 2018年10月2日
なろうの三億円事件、読み物として普通に面白いから偽物やろな。
— 魚参 (@6663baji) 2018年10月2日
感情移入しすぎて、バイト中ずっと三億円事件の登場人物の心情のこと考えてたわ
— DESTINY@ワルキューレはとまらない (@DESTINY_maki) 2018年10月2日
三神さんのこと考えると辛すぎる
三億円事件、夫婦共犯説が本当なら、石井輝男監督の実録映画はほぼ近いんじゃないか。あの映画、もっと観られて良いのかも。
— seitaro (@seidiary) 2018年10月2日
三億円事件のやつは何回もドラマや映画の題材になってるから、文才があれば書けそうな気もするけど。それに、犯人はもう死んでるんだよ。って、都市伝説?で、うちの職場の近くであった殺人事件の被害者が犯人だと、噂に…その辺の人みんな知ってる噂ですけどね
— すず(色々どうにかしたい) (@suzu8383) 2018年10月2日
三億円事件の犯人だと自白をしておいて白田(シロだ)とはこれいかに?
— repunit (@FlatSharp) 2018年10月2日
三億円事件のやつ、いろんな出版社から声かかるんだろうなぁ。
今でもグッと惹き付けられるんだから、プロの編集受ければあれはもっと凄くなるはずだと、書籍化されるかもわからない本を楽しみにしてる。
作者さんがお話が来ても受けるかどうかはわからないが、私は紙で読みたい。
— 斯波 (@shiba_syousetu) 2018年10月2日
きっと主人公たちは懺悔の気持ちあれど、きっと後悔はしていないんだろうと思うよ。なんたってやりきったんだから。世間を賑わせた三億円事件なんて彼らの中では恋愛の一エッセンスに過ぎなかったんだよ。苦難を乗り越えた恋人は手を取り合って幸せに暮らしましたとさ。っていうね。
— るらら@紅茶党🎩 (@rurarans) 2018年10月2日
人のことが言えた義理ではないが、三億円事件はマニアが多い分、ネットにも三億円警察が多数生息しているので矛盾はすぐ暴かれる。
— Ayumi K. (@ayumiktn) 2018年10月2日
まず前提として、
— 真摯夜紳士@書籍化決定しました (@night_gentleman) 2018年10月2日
①三億円事件は五十年前の事件である。
②著者は犯人だと宣言している。(推定70歳以上)
③投稿した理由は、妻(69歳)が事故で他界し、何らかの事情でマスメディアに発表できない。
④息子には事件の顛末を伝えてある。
⑤脚色等や偏見なく事実を伝えるつもりである。
⑥仮に偽物だった場合、いつかの偽尾維新のように利用規約違反として垢バンとなる。
という観点で見ていきます。
⑦万が一にも本物だった場合、多くのメディアに知られることが目的である。
— 真摯夜紳士@書籍化決定しました (@night_gentleman) 2018年10月2日
三億円事件ってざっと50年前だから実行犯若く見積もっても70前後だと思うんだが、これがそんな歳の人の書く文章かっていう……蒼氏も言ってるけどネット文章としてこなれてるし
— にっころ (@niccoro) 2018年10月2日
噂の三億円事件の告白投稿全部読んだんですけど、嘘か本当かはさておき分かり易く引き込まれるような文章でぶっ通しで読んでた
— わさはむ(抹茶 (@siro_wasa_) 2018年10月2日
凄く興味をそそられる文章なので是非読んでください
この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。
——府中三億円事件を計画、実行したのは私です。
今なお語り継がれる未解決事件の全貌を、みなさんにお話し致します。
* * *
府中三億円事件とは、1968年十二月十日、東京都府中市で起きた窃盗事件です。
現金輸送車に積まれた東京芝浦電気(現在の東芝)従業員のボーナス約三億円が、偽の白バイ隊員に奪われた事件。
当時の三億円は現在の貨幣価値にして約十億円——現金強盗事件としては未だに日本最高額とされています。
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