GIFTプロジェクトは詐欺!情報商材に騙され9億円被害で逮捕!

 「GIFTプロジェクト」と称する情報商材をめぐる詐欺事件で、八木雄一(31)と笠間悠(ゆう)(36)両容疑者=詐欺容疑で逮捕=らのグループが、商材を宣伝する動画に架空の成功談を語る人物を登場させたり、改竄(かいざん)した口座記録を見せたりして購買意欲をあおっていたことが26日、大阪府警への取材で分かった。

府警によると、グループには動画の脚本や監修の担当者がおり、伊藤公一容疑者(65)=同=が80億円以上を持つ資産家にふんして「永続的に毎月10万円をギフトできる」と説明。高級時計や数億円の口座残高を示すパソコンの画面を示したうえ、「すでに500~600人にギフトしている」と強調し、7人が「人生が変わった」などと成功体験を語った。

しかし、府警の捜査で、口座記録は偽造されたもので、7人は日当2万円で雇われて架空の体験談を語っていたことが判明。商材の購入者に毎月10万円を配当するのに必要な投資も行っていないのに、こうした動画で「何もしなくても現金がもらえる」と信じ込ませていたという。

情報商材では、販売前に動画を連続してみせることで、期待感をあおる「プロダクトローンチ」と呼ばれる手法が使われることも多い。府警は動画の内容が虚偽であれば、それを配信する行為自体が詐欺にあたると判断した。

■“協力者”利用し表に出ず

「タワマン2カ所住み」「軽く年収2億超えていた」。八木雄一容疑者や笠間悠容疑者は派手な遊びぶりや高級外車の写真などをSNSで自慢し、金回りの良さをアピールするかのように振る舞っていた。ただ、詐欺容疑の対象となったGIFTプロジェクトでは、運営事務局を担うなど犯行の表舞台にはあまり出ず、“協力者”を利用しながら情報商材を次々と売っていたとみられている。

神戸市の男性社長は平成29年初めごろ、知人女性から2人を紹介され、GIFTプロジェクトの勧誘メールを送る仕事を引き受けた。2人から「よく商材を買う」というメールアドレスを500万円で購入し、返信1件ごとの成功報酬を約束されたが、返信はほとんどなかったという。

大阪市の女性会社役員も同年、同じ女性を通じて「会社名義の口座を貸してほしい」と頼まれた。休眠状態だった別の関連2社の口座の使用を了承すると、多い日で50人以上から振り込みがあり、5カ月あまりで総額2億円超に。GIFTとは別の情報商材の売上金で、2社は女性の知らないうちに、商材の販売会社に仕立て上げられていた。

会社には返金を求める封書が大量に届き、損害賠償を求める訴訟も起こされた。振込金はすべて笠間容疑者の親族名義の口座に送金しており、笠間容疑者らに「返金にあてたい」と頼んでも応じてもらえなかった。自宅の場所や家族構成も知られており、「お前が返せ。家族がどうなってもいいんか」などと脅されたこともあったという。

女性役員は「安易な気持ちで協力してしまったが、今は不安ばかり。人生を狂わされた」と声を絞り出した。

「お金振り込めばプロが運用」被害者語る手口は?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする